国家資格を取得すれば独立開業も可能

あん摩マッサージ指圧師とは

ストレスによる体の不調を抱える人が多い現代、マッサージなどを行うリラクゼーション業界の売上は伸びています。マッサージ師になれば、手に職を付けることができ、活躍できる場面も多くなりますから、安定して働くことが可能になります。マッサージ師になってマッサージ店を開業すれば、定年も関係なく仕事を続けることもできます。こうしたことから、マッサージ師になりたいと希望する人も増えています。

マッサージ師とは、正式には「あん摩マッサージ指圧師」という国家資格になります。なお、マッサージに関しては、民間資格も多数あります。リラクゼーション業界には、こうした民間資格を取得して、リンパマッサージ、タイ古式マッサージ、アロママッサージなどいろいろなマッサージを行う人がいます。

しかし、本来マッサージ師を名乗ることができるのは、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を持った人のみになります。

→取得できる資格 – 日本指圧専門学校

http://www.shiatsu.ac.jp/license/

あん摩マッサージ

国家試験に合格しなければならない

あん摩マッサージ指圧師の資格を取るためには、国家試験であるあん摩マッサージ指圧師試験に合格しなければなりません。無資格で他人にマッサージの施術を行うことは、本来は禁止されています。あん摩マッサージの国家資格を取得することにより、自らの判断で他人にマッサージの施術ができるようになります。

なお、リラクゼーション業界で働くことができる国家資格には、あん摩マッサージ指圧師のほかに、はり師、きゅう師があります。この3つの国家資格を持つ人は、「鍼灸マッサージ師」または「三療師」と呼ばれることがあります。

ちなみに、あん摩マッサージ指圧師は、あん摩、マッサージ、指圧という手技により体の不調を改善し、基本的に器具を使用することはありません。あん摩マッサージ指圧師の資格を取れば、医療や福祉の現場やリラクゼーション業界で働くことができるほか、スポーツトレーナーとして活躍することもできます。

また、たかの友梨やコーセーなど大手美容サロンなどが運営している美容専門学校でもエステやマッサージを学ぶことができます。